滋賀県と京都府の県境にある標高443mの岩間山の山頂付近にあるお寺で、開山は奈良時代の名僧「泰澄」、西国三十三所観音霊場第十二番札所です。 泰澄は加賀白山を開創し、元正天皇の病気を治したほどの法力の持ち主とだと伝えられています。 寺伝によれば泰澄が霊地を求めて行脚していた時に、岩間山中の桂の大樹より千手陀羅尼を感得し、その大樹で千手観音像を刻みその胎内に元正天皇の念持仏(現本尊)を納め祀ったのが始まりです。 約15cmの御本尊は、人々を苦しみから救うために連夜136の地獄を駆け巡るので「汗かき観音」として、さらに泰澄が法力で雷を封じ込めたことから「雷除け観音」とも「厄除け観音」とも呼ばれます。 またボケ封じのお寺としても有名です。 現在本堂前にある「夫婦桂」は、創建の機縁となった桂の樹の三代目です。 岩間寺は松尾芭蕉が参籠してその俳風を確立したと言われ、本堂横の古池は「古池や蛙飛び込む水の音」の名句を詠んだ場所とされています。
概要
住所 |
滋賀県大津市石山内畑町82 |
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拝観、営業時間等 | 09:00~16:30 |
料金 |
500
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周辺マップ
アクセス
公共交通機関 | JR琵琶湖線
京阪電車石山坂本線
※毎月17日は石山駅から岩間寺直通シャトルバスあり。 |
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自動車 | 京滋バイパス
駐車場 有(20台)
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