希望と恵みをもたらす太陽の神様、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を知ろう│日本の神様

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令和元年である今年は、天皇陛下の御即位を披露するための儀式「即位礼正殿の儀」が執り行われ、11月10日には天皇皇后両陛下のパレードが行われる予定となっています。
また、11月には天皇陛下が御即位して初めての新嘗祭である「大嘗祭」も重要な儀式の一つとされています。
今回は、皇室の祖神であり、日本の最高神の天照大御神(アマテラスオオミカミ)をご紹介します。
令和元年の今年こそ、日本の歴史・神話に触れて、パワースポット巡りをしてみませんか。

※神様に関しての由来やご利益には諸説あります。

目次

天照大御神(アマテラスオオミカミ)とはどんな神様・ご利益は?

太陽

日本の最高神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、天を照らすという名からもわかるとおり、太陽の神様です。昔から米作りなどの農業が盛んな日本にとって、恵みをもたらす太陽は何よりも大切にされ、「お日様」という言葉にもその思いが込められています。

天照大御神は、伊邪那岐命(イザナギノミコト)が禊祓(みそぎはらい)を行った際、左目を洗った時に生まれ、高天原*を治めることになります。また天照大御神の子孫が地上に降り、皇室の祖神となるとともに、日本国民の総氏神となりました。

禊祓の際には、右目からは月読命(ツクヨミノミコト)が、鼻からは須佐之男命(スサノオノミコト)も生まれました。ここに天照大御神を合わせた三柱は、最も貴い神「三貴子(みはしらのうずみこ)」と呼ばれています。

そんな天照大御神は最高神であるため、あらゆる福徳・招福のご利益があるとされており、主に国土安泰・子孫繁栄・五穀豊穣・開運などがあげられます。

※高天原とは
天上界とも呼ばれ、天照大御神が統治する世界。ここに住む神様は天津神とされます。

有名な神話「天岩戸神話(天岩戸隠れ)」

天照大御神で有名なお話といえば、「天岩戸神話(天岩戸隠れ)」でしょう。
高天原に訪れた弟である須佐之男命の乱暴により、天照大御神は天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる洞窟に隠れてしまいます。太陽神の不在により真っ暗になった世界では、食べ物が育たなくなり、病気になるなど多くの災いが起きます。

そこで、閉じこもった天照大御神をどうにか誘い出そうと、高天原の神様たちは相談しあって、天岩戸の前でお祭りを行うことにします。お祭りで様々な仕掛けをするなかで、芸能の女神である天宇受売命(アメノウズメノミコト)が一心不乱に踊り、服がはだける姿をみて、神々は大笑いします。
その楽しそうな声を聞いた天照大御神は不思議に思い、天岩戸の戸をわずかに開けたタイミングで鏡を差し出されました。鏡に映った自分の姿に驚いている隙に、大力の神・天手力男神(アメノタヂカラヲノカミ)が扉を押し開いて、世界に光が戻るとともに、あっという間に災いも去りました。
これは天照大御神が太陽の神様であり、その太陽が失われると大変な事態になるということがよくわかる神話です。

豆知識
・天手力男神(アメノタヂカラヲノカミ)が扉を押し開き、飛んでいった岩が戸隠山(長野県)になったとされ、戸隠山にある戸隠神社に天手力男神は祀られています。
・天照大御神を天岩戸から引き戻した際に使用した鏡を八咫鏡(やたのかがみ)として、現在では三種の神器のひとつとされています。

意外と身近な存在の神様。天照大御神と関わりのある行事・風習

日本人が太陽やその光がもたらす恵みに感謝しているからこその行事・風習があります。

初日の出

初日の出

1月1日の朝に昇る初日の出に、特別なものを感じている日本人は多いと思います。1年の最初に地上を照らす光は、太陽の神様である天照大御神の権威そのもの。光の輝きと温かさに、新しい1年の健康や幸福を願います。

初日の出を拝むようになった起源は、平安時代から始まった「四方節」と言われ、貴族・庶民へ伝わったと考えられています。
現在は「四方拝」と名前を変え、元日の早朝5時半から天皇陛下が伊勢の神宮、山稜および四方も神々に拝礼する儀式として、一年の最初に行われている宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)とされています。

※宮中祭祀とは
天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的に行われるもの
年間約20件近くの祭儀が行われています

お伊勢参り

三重県伊勢市に位置し、天照大御神が鎮座する伊勢神宮(正式名称は神宮)へ庶民が伊勢へ参拝するようになったのは江戸時代のころからで、「一生に一度はお伊勢参り」といわれるほどのブームとなりました。現在でも1年間に約800万人以上の方がお参りしています。
また庶民のブームが始まる前には、平清盛、足利義満、織田信長などの歴史上の人物も参拝されたとの記録もあります。

神宮大麻

神宮大麻

伊勢神宮のお神札は神宮大麻(じんぐうたいま)と呼ばれ、全国各地の神社でいただくことができます。お正月を迎える前に、家のなかにある小さな神社ともいえる神棚に神宮大麻と氏神様のお神札をお祀りすることで、家族の一年の無事と幸せを祈りましょう。

天照大御神と天皇・皇室との関わり

稲穂

天皇陛下は、宮中三殿にて日々国民の幸せや平安を祈願するともに、年間20件以上の宮中祭祀を行っています。

宮中三殿とは、賢所(かしこどころ)・皇霊殿(こうれいでん)・神殿(しんでん)の総称で、そのうちのひとつである賢所には、八咫鏡(やたのかがみ)のご分身がお祀りされています。
これは天照大御神と天皇・皇室が深い関係であることを表しています。

古事記・日本書紀には、「この御鏡を私だと思って同じ御殿の中でお祀りください」と天照大御神に言われたと記されています。
このお言葉どおり、今でも大切に御鏡を皇居内でお祀りしているのです。

賢所をはじめとする宮中三殿にてさまざまな宮中祭祀が行われていますが、宮中祭祀のなかには、天皇陛下御自身が儀式にあたり祝詞(のりと)を行う大祭と、宮内庁職員が祭祀を担当して拝礼されるだけの小祭に分けることができます。

その大祭のなかでもっとも重要とされているのが毎年11月23日から24日にかけて執り行われる新嘗祭です。新嘗祭は五穀豊穣を祝う収穫祭にあたり、「新」は新穀、つまり初穂(その年に初めて実った稲穂のこと)、「嘗」はご馳走を意味します。

新嘗祭では、天照大御神をはじめとする神々を招き、全国各地から献上された穀物や天皇陛下自らがお田植し、刈り取られた初穂も供えて、感謝の祈りをされたあとに初穂をお召し上がりになります。

なお、天皇陛下に即位後、初めて行う新嘗祭を「大嘗祭(だいじょうさい)」と呼びます。大嘗祭は新嘗祭とは日程が異なり、2019年11月14日から15日にかけて執り行われます。

※勤労感謝の日とは
もともと「新嘗祭」と呼ばれており、日本人にとって重要な祭日とされていましたが、戦後「勤労感謝の日」と名を改めて祝日とされました。

天照大御神に関するパワースポットとは

天照大御神を祀る主な神社として最も有名なのは三重県の伊勢神宮内宮の正宮である皇大神宮伊雑宮(いざわのみや)、宮崎県の天岩戸神社、兵庫県の廣田神社、山口県の山口大神宮などがあります。

他にも「東京のお伊勢さま」として有名な東京大神宮伊勢山皇大神宮をはじめ、全国には天照大御神をお祀りする神明神社と呼ばれる神社が多数存在しています。太陽の恵みに感謝しながら、天照大御神からパワーをいただけるように参拝してみてはいかがでしょうか。

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