圧倒的な存在感!東京・関東の大仏5選

近くで見るとその大きさに圧倒されるのはもちろん、遠くから見ても存在感がある大仏。大きな体で私たちを見守ってくれているような表情をし、パワーだけでなく癒しを与えてくれるような気がしますよね。
今回は、東京にあるおすすめの大仏と、関東の代表的な大仏をご紹介します。

※仏様に関しての由来やご利益には諸説あります。

目次

東京にあるおすすめの大仏

東京大仏(乗蓮寺)

東京大仏(乗蓮寺)

東京都板橋区にある東京大仏は、1977年に戦災・震災が起きないよう願いを込めて造られた大仏です。
高さが13m、重さが32tもある阿弥陀如来坐像で、新東京百景と板橋十景にも選ばれています。
東京大仏が鎮座されている乗蓮寺内には、学業成就にご利益のある文殊菩薩像や、足軽から大名に成り上がった戦国武将である藤堂高虎が朝鮮から持ち帰ったと言われる「がまんの鬼」など様々な石像が安置されています。

東京大仏(乗蓮寺)

住所 東京都板橋区赤塚5-28
ご利益 家内安全、無病息災・健康、学問・合格祈願

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上野大仏

上野大仏

東京都上野恩賜公園内にある上野大仏は胴体が残っておらず、顔のみという珍しい大仏です。
もともとは釈迦如来坐像が安置されており、造立当初は約6mありましたが、関東大震災や第二次世界大戦などの幾多の難を乗り越えて、今の形になったとされます。
これ以上落ちないという意味で「合格大仏」とも呼ばれ、学業成就のご利益があるとされます。

上野大仏

住所 東京都台東区上野公園4-8
ご利益 学問・合格祈願

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関東の代表的な大仏

鎌倉大仏(高徳院)

鎌倉大仏(高徳院)

「露座の大仏」として名高い鎌倉大仏は正式には銅造阿弥陀如来坐像といいます。
高さは約11.3mもあり、青銅製の鋳造大仏として奈良の大仏に次いで2番目の大きさとされていましたが、2018年に新しく造られた鹿野大仏(東京都)に抜かれ、現在では日本で3位の大きさとなります。
1252年に造営が開始され、当初は金箔で覆われていたとされますが、現在まで大きな修復もなく、ほぼ当初の姿を保っています。
大仏の中に入ることができ、世の中が善に向かうエネルギーがあるとしてパワースポットとしても人気です。

鎌倉大仏(高徳院)

住所 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
ご利益 世界平和、国家安泰

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鋸山大仏(日本寺)

鋸山大仏(日本寺)

千葉県にある鋸山大仏は、鋸山日本寺のご本尊として祀られ、高さ30m以上あります。これは、坐像の石仏として日本最大の大きさにあたります。
正式名称は薬師瑠璃光如来といい、世界平和や万世大平を祈願して岩を彫刻して造られました。また、左手には薬壺を持ち、生きとし生けるものすべての病苦を救い、医薬の仏様としても知られます。
日本寺では大仏のほかにも、五百羅漢像や百尺観音など多くの仏像を見られるので、多くのご利益を授かることができるのではないでしょうか。

鋸山大仏(日本寺)

住所 千葉県安房郡鋸南町鋸山
ご利益 無病息災・健康、世界平和

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牛久大仏

牛久大仏

茨城県にある牛久大仏は、青銅製の立像として遠い地からでも存在感を示すほど、大きさが他の大仏と桁違いです。全長は120mあるとされ、世界一高い大仏様としてギネスブックに認定されています。
種類としては阿弥陀如来像で、体内に入ることもできます。煩悩を表す暗闇の世界や、写経ができる空間、約3400体の胎内仏がある金色の世界など、入るだけで牛久大仏のパワーを感じ取ることができます。また、エレベーターを使うと大仏様の胸部付近である地上85mまで登れるため、天気に恵まれればスカイツリーや富士山を見られるかもしれません。

牛久大仏

住所 茨城県牛久市久野町2083
ご利益 開運

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大仏とは?大きさの基準と由来

これまで東京・関東の大仏をご紹介してきました。
大仏とは大きな仏像のことをいいますが、いったいどんな大きさから「大仏」と言われるのでしょうか。

一般的には、ある基準の大きさを超えると「大仏」と言われています。その基準の大きさとは、一丈六尺(約4.85m)で、これはお釈迦様の身長だという伝説に由来しています。

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一丈六尺を略して丈六ということから、大仏を丈六仏と呼ぶ場合もあります。

そもそも仏像は、一丈六尺(約4.85m)の整数倍、もしくは整数分の一の大きさで作られることが多く、一番小さいものは約1.5cmの阿弥陀三尊像(茨城県・常福寺)、一番大きいものは先に紹介した約120mの牛久大仏(茨城県)と様々な大きさで造られています。

大仏にお参りする際は、ぜひ大きさにも注目してみてください。

日本で初めて作られた大仏とは?

日本に仏教が伝来したのは、聖徳太子が活躍した飛鳥時代の頃です。

6世紀に起こった蘇我氏と物部氏の戦いの結果、日本でも仏教を取り入れることとなりましたが、その後に建てられた飛鳥寺(奈良県)が日本で初めて造られた本格的なお寺です。

日本で初めて造られた大仏は、この飛鳥寺のご本尊である飛鳥大仏です。飛鳥大仏は609年に開眼された銅像釈迦如来坐像で、年代のわかる現存の仏像としては最古とされています。2番目に古いとされる奈良の大仏(東大寺)より150年も前に造られているので、圧倒的な歴史を持ちます。

大部分は鎌倉時代の火災により焼け落ち、その後修復されたものですが、頭部と右手指の一部は創建当時のままですので、大仏の歴史を感じたい方におすすめです。

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関東にはここで紹介した大仏をはじめとした、様々な仏像を祀るお寺のパワースポットがいくつもあります。
ぜひ、お近くにあるお寺を探してパワースポットめぐりをしてみてはいかがですか。

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