西国三十三所霊場32番札所、繖山 観音正寺は約1400年前、聖徳太子によって繖山の山頂に開創されました。 推古天皇の時代に近江国を遍歴していた聖徳太子は、湖水から浮かび出てきた人魚と出会い「私の前世は漁師で殺生を業としていたので、この様な姿になりました。繖山にお寺を建て、どうか私を成仏させてください」と懇願されました。 太子はその願いを聞き入れ、自ら千手観音像を刻み堂塔を建立したといわれ、日本唯一の人魚伝説が残る寺院として受け継がれています。 鎌倉・室町時代には、近江国守護職佐々木六角氏らの庇護を受け、三十三の塔頭を擁したといわれています。 しかし応仁・文明の乱以降は、守備上の障害として移設されるなど、寺は苦難の路を辿ります。 1568年、織田信長により佐々木氏が滅ぼされると、1606年にこの地に復興されるまで長らく荒廃していました。 明治時代、彦根城の欅御殿を拝領し本堂としましたが、1993年、その本堂が焼失。 2004年に新しい本堂が落慶しました。 観音正寺は古来より万事吉祥の縁結びの祈祷道場として、老若男女の尊崇を集めています。 また、四季を通じて繖山の景勝を楽しめる名刹です。
概要
住所 |
滋賀県近江八幡市安土町石寺2 |
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拝観、営業時間等 | 08:00~17:00 |
料金 |
有料
その他大人 500円
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周辺マップ
アクセス
公共交通機関 | JR東海道本線(琵琶湖線)
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自動車 | 名神高速道路
※途中の「東近江市五個荘林道」は8時~16時30分以外は通行禁止になるので注意 駐車場あり |
description訪問記録
山を登った後に読む33の金言が心に染みる。
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