神社を参拝した際に絵馬を奉納することがあると思います。絵馬は神社ごとにさまざまな種類のものが用意されており、ひときわ目を引くユニークなものも多くあります。なかにはユニークな絵馬を目的に、その神社を訪れるという方も多いようです。
今回は、ユニークな絵馬が用意されている神社を5カ所、ご紹介します。
目次

絵馬がユニークな神社5選
- 東京都北区
赤羽八幡神社

東京都北区赤羽にある赤羽八幡神社は、坂上田村麻呂が起源とされ、武運の神様が祀られているとして有名です。
また、あわせてアイドルグループ「関ジャニ∞」の聖地としても知られています。というのも、赤羽八幡神社の絵馬には、関ジャニ∞のように「∞」マークがついているからです。
赤羽八幡神社の∞マークには風水的な理由があるのですが、これがきっかけで関ジャニ∞ファンが多く訪れるようになったといいます。
赤羽八幡神社
住所 | 東京都北区赤羽台4-1-6 |
---|---|
ご利益 | 勝負、厄除け・厄払い、恋愛・縁結び |
- 東京都杉並区
気象神社(高円寺 氷川神社)

高円寺 氷川神社の境内には日本で唯一の気象神社があり、オモイカネが祀られています。オモイカネは神話「天岩戸神話(天岩戸隠れ)」で世界が暗闇になった際に岩戸を開ける知恵を授けた神様で、気象現象を制御する神様であると言われています。
氷川神社の絵馬も独特で、その形は下駄がかたどられたものです。天気占いの際に下駄を飛ばすという昔からある風習にのっとって、その形になっています。
気象神社(高円寺 氷川神社)
住所 | 東京都杉並区高円寺南4-44-19 |
---|---|
ご利益 | 勝負、学問・合格祈願、無病息災・健康 |
- 東京都中央区
福徳神社(芽吹稲荷)

日本橋に鎮座する福徳神社(芽吹稲荷)は、江戸時代に今の宝くじ的な存在である「富くじ」の興行を許された幕府公認の神社のひとつであったことから、宝くじの当選祈願で多くの人が訪れます。
そんな福徳神社には、夫婦の狐の絵馬がペアになっていて、パキッと割れるユニークな神狐絵馬(しんこえま)があります。両絵馬に願いごとをしたためた後、片方の絵馬を境内に結び、もう片方を持ち帰ることで、持ち帰った神狐が結ばれた神狐とまた一緒になるために全力で働いてくれるそうです。願いが叶ったら持ち帰った神狐を境内にかけて、夫婦に戻してあげましょう。
福徳神社(芽吹稲荷)
住所 | 東京都中央区日本橋室町2-4-14 |
---|---|
ご利益 | 勝負、願望成就・諸願成就、商売繁盛 |

- 東京都品川区
居木神社

JR大崎駅からほど近い場所に位置する居木神社は、再開発が目まぐるしい都会にあるとは思えないほど、緑に溢れた閑静な神社です。
ヤマトタケルをはじめとしたさまざまな神々が祀られており、出世、開運、除災、商売繁盛、縁結びなど多くのご利益があるとされています。
厄落とし絵馬と呼ばれる絵馬には「八」「病」「厄」「鬼」「災」の字がくりぬかれており、その文字部分は力を入れることで落とすことが可能です(「八」には八方塞の意味があります)。悪い運気を落とすことができる絵馬として人気が高まっています。
居木神社
住所 | 東京都品川区大崎3-8-20 |
---|---|
ご利益 | 厄除け・厄払い、仕事・出世、開運 |
- 東京都杉並区
大宮八幡宮

東京の真ん中に位置するため「東京のへそ」と呼ばれる大宮八幡宮は、明治神宮、靖国神社に続いて東京では3番目に広い神社です。杉並区に位置し、中野駅や高円寺駅といった中央線の主要駅からバスでアクセスでき、京王井の頭線の西永福駅からであれば徒歩7分程度で訪れることもできます。
「へそ」は母親と子供を結ぶ絆とされることから、大宮八幡宮は安産祈願ができる神社としても有名で、そのことが絵馬にも表れています。安産祈願絵馬には、マタニティマークが印刷されており、多くの妊婦さんが無事出産できるようにと祈願しています。
大宮八幡宮は参拝がスムーズにできますので、長時間待つことが大変な妊婦さんでも安心して参拝できるので、おすすめですよ。
大宮八幡宮
住所 | 東京都杉並区大宮2-3-1 |
---|---|
ご利益 | 子宝・子授け、安産・出産、厄除け・厄払い |

絵馬とは?目的や起源などの豆知識

絵馬とは、神社仏閣で祈願する際に、または祈願した願いがかなったときのお礼参りをする際に奉納する、絵が描かれた木の板のことをいいます。
古くから馬は神の乗り物とされており(これを神馬という)、神々に願いごとをする際に本物の馬を奉納していたことが由来となります。生きた馬の奉納ができないときは、木彫りの馬像や馬が描かれた板を奉納し、これがいわゆる絵馬となっていったそうです。
遺跡などからの発掘により、絵馬の原型は奈良時代からあったとされ、馬以外の絵が描かれるようになったのは室町時代からとされています。
専門の画家が描いた「大絵馬」、一般の絵馬師や参拝者自身が描いた「小絵馬」が生まれ、絵の題材も祭礼の模様や干支などさまざまとなり、現在にいたります。
なお、絵馬の発祥となったのは、京都にある貴船神社で行われていた神事だとされています。
正しく書ける?絵馬の書き方とは
絵馬の書き方はそれほど難しくありません。絵の描かれていない面にお願いごとを書くだけです。縦書き、横書きなど決まりはありませんが、日本語として縦書きで書く方が多いそうです。
ただ、絵馬は基本的に屋外に奉納されるものですので、雨で文字が消えてしまわないよう、油性のペンを使うようにしましょう。
また、ひとつの絵馬につき、願いごとはひとつが良いとされています。誰の願いごとかわかるように、自分の名前を書くようにしましょう。
個人情報漏洩の恐れを防ぐために、個人情報を隠す保護シールを用意している神社やお寺もありますので、心配な方は活用してみてください。
全国のユニークな絵馬が奉納できるスポットを探す
全国にはここで紹介したスポット以外にも、ユニークな絵馬が奉納できるスポットがいくつもあります。
ぜひ訪れてみて、運気を向上させましょう。
登録されていないスポットはリクエストをすれば新たなスポットページを作ることができます。あなたの知っているユニークな絵馬が奉納できるスポットをぜひ教えてください。