毎月21日の弘法市は認知度が高く、ホテルが密集する京都駅周辺から徒歩圏内であるためか、年々訪日外国人の数が増えて大混雑する一方でした(年末の終い弘法は言うに及ばず)。そんな時、第一日曜日にガラクタ(骨董)市もやっていると知り早速行ってみました。出店の数は弘法市よりは大分少ないものの、それでも十分見応えのある規模で、人出も少ないのでゆっくり回ることができて満足感がありました。本当のガラクタ(!)から着物、陶磁器、漆器などの掘り出し物や手作り小物まで出店者との会話を楽しみながら物色できました。 東寺に来たらやはり講堂内の21体の仏像で表現された立体曼荼羅は外せません。空海が唐から持ち帰った当時最先端の密教の宇宙観は1200年経った今でも我々を圧倒し続けます。密教寺院はとにかく視覚に訴えてきます。また真言宗のお寺では大師堂も必ず参拝するようにしています。東寺の大師堂(御影堂)は空海が実際に住まわれていた場所にあって、檜皮葺の落ち着いた日本らしいシンプルな建物は国宝ながら無料で拝観できます。