塩原と矢板を結ぶ県道56号線に、スッカン沢にかかる雄飛橋があり、橋のたもとの駐車場から橋を渡って階段を下ると遊歩道があります。 スッカン沢にある素簾の滝、仁三郎の滝、雄飛滝は、沢に沿った遊歩道の案内板を見ると、1本のハイキングコースで結ばれていますが、近年の地震や台風の影響で所々崩落しているため、現在は侵入(通行)禁止になっています。 つまりハイキングで訪れる一般の人は、近くまで行くことは出来ません。 遊歩道ではない沢を歩く(登る)装備と技術が必要で、あくまで自己責任です。 渓谷の滝というと、音をたてながら豪快に落ちる滝が多いですが、素簾の滝はとても繊細で静かな滝です。 湧き水がそのまま滝となって流れ落ちているのでしょう。 いくつもの細く糸を引くような水の流れは、自然の大胆さとは正反対な印象で、近くで見るほどに清廉で柔らかいのですが、強いパワーを感じました。