訪問したのは3月末で、桜が咲き始めの頃でした。 近鉄長谷寺駅は高台にあり、長谷寺へは案内表示に従って一旦国道165号線まで降り、 大和川を渡って右に曲がるとまもなく門前町が始まります。 長谷寺へ近づくほど、店舗が多く賑やかになり、名物の草餅や柿の葉寿司を売る店や、三輪そうめんを提供する食堂などが並び、帰りは何処に寄ろうかと思っているうちに到着です。 大伽藍の中で印象的なのは長い登廊で、屋根付きの階段が登り龍のように本堂まで、2度曲がりながら本堂まで誘います。 普通に400段近くもの階段を登るのではなく、規則的に続く釣灯籠や美しい桁の連続を見上げながらであれば登る苦しさも紛れていきます。 そして圧巻は本堂の前の広大な舞台と、そこに広がる緑豊かな山里の絶景です。 参拝者は多くなく、舞台を独り占めできる瞬間もありました。 本尊の特別拝観中でしたが、コロナの影響で観音様の御御足には、あて紙越しに触れるようになっていました。 見上げるほど大きなお像は、貫禄十分な頼れる仏様でした。 本堂を出て、五重塔周辺の桜や見頃を迎えていた木蓮の花でお花見をしました。 休憩所の辺りでは、参詣者の方々が座って食事したり、おしゃべりをしたり楽しまれていました。