スッカン沢に沢登りに行った時、幻の滝として有名なパワースポット、おしらじの滝に寄りました。 駐車場から「おしらじの滝入口」と書かれた看板を目印に、殆ど整備されていない山道を沢の谷沿いに降りて行きます。 10分ほどで到着しますが、滝の水音が聞こえてこないので、近づくまではわかりにくいかもしれません。 数年前までは一部の滝好きにしか知られておらず、関東地方では類を見ない神秘的な碧の滝壺は、まるで吸い込まれそうな美しさ。 いつまでも見飽きることがありません。 しかし肝心の滝は、直近に雨が降っていたなど、気候的な条件が揃った時にだけ現れます。 今回も梅雨の時期でしたが、残念なから滝は流れていませんでした。 それが幻の滝、奇跡の滝などと呼ばれている所以で、地元でもほんの一部の人にしか知られていなかったのです。 滝の水は流れていなくても滝壺の美しさに感動し、清々しい空気に包まれたので、訪ねてよかったと思いました。 そんな訳で、おしらじの滝は意外とわかりづらいです。 地図に表示されるようになった現在でも、迷う人が続出しているようです。 栃木県の矢板市八方が原、桜沢、スッカン沢、那須塩原、塩原温泉、等と表示または説明される事がありますが、いずれも間違いではなく、その中間地点の秘境の中にあります。 注意点としては、出来る限り単独行動は避けてください。 近年、女子旅、一人旅にも人気があって、気軽に行けると軽く考える方もいらっしゃいますが、秘境ですのでグループで行動するほうが安心です。 また、スマホ、携帯の電波は圏外となるので充分注意してください。 装備した方が良いものとしては、雨具、帽子、手袋、水など。 両手が空くバッグがオススメです。山道は足場が悪いので、必ず歩きやすい靴でお出かけください。