西国三十三所観音霊場の中で、京都御所に一番近い札所で、魅力ある老舗が並ぶ寺町通にあります。 街中にあるので、常に参拝者が訪れていましたが、混み合うことはなく、落ち着いた雰囲気でした。 お寺はとても小さくて、門をくぐって本堂まで数十歩で着いてしまいます。 境内を一回りするだけなら2分とかからないと思います。 私が行った時には、蓮の鉢が狭い境内に所狭しと並べられていました。 本堂は特別な期間を除いては中に入って拝観できないので、外からお参りすることになります。 本堂の奥行きも狭いので、外からでも内部の様子が良く見えました。 本尊は秘仏なので、普段はお前立ちの観音様に手を合わせます。必見は格天井の花鳥の彫刻で、極楽浄土を表わすそうです。 また、このお寺では境内だけでなく、本堂の中にも猫がいました。 飼われているというよりは自由猫のような感じでした。 人を怖がらず逃げていかないので、猫好きにはお楽しみ倍増のお寺です。