荻窪駅北口のバス乗り場からバスで約12分。大きな鳥居が出迎えます。 鳥居からは長い参道が続きます。 この参道は約200メートルあり、五年に一度の流鏑馬神事では馬場となるそうです。 都内で馬場を持つ神社は珍しいそうで、いつか生で見てみたい!と思いました。 井草八幡宮はとにかく大きく、木々が豊かな場所です。 まるで大きな公園のような…。 境内にある高く伸びた松の木は、源頼朝が奥州征伐の際にこの神社で戦勝祈願をし、それが成功したため自らの手で雌雄二本の松を植えたそうです。 現在境内にある松はその二代目なのですが、とても立派で迫力があります。 本殿の回廊には1973年に枯れてしまった黒松の幹を輪切りにしたものが展示されているのですが、これがまた大きい!高さ40メートル、周囲5メートルの大木だったそうです! 本殿から少し離れたところには「富士塚」もあります。「富士塚」は富士登山できない人々のための信仰欲を補うために作られた小山です。 また、氏子の若者がお祭りの際持ちあげて力比べをした「力石(ちからいし)」も奉納されていました。 一番重いもので60貫(225㎏)だそうで、これを持ち上げれた人がいたのかと驚きです。 休日ということもあり、たくさんの人々がいろいろな目的で参拝していました。 お宮参りなのか、お子さんを連れた家族連れ、新車のお祓いをしてもらうご夫婦、ジョギングや散歩で立ち寄る人々…。 この豊かな土地で、井草八幡宮と松の木はたくさんの人を見守ってきたことでしょう。 そしてこれからも見守っていてほしい、豊かな自然と安心感のある神社でした。