歴代天皇・皇室ゆかりの地でパワースポットめぐり【東京編】

2019年4月30日に上皇陛下が御退位され、5月1日に天皇陛下が御即位されました。
天皇の行くところは万民が幸を受けると伝わっており、天皇・皇室とパワースポットには深い結びつきがあります。

今回は、天皇・皇室にゆかりのあるパワースポットをご紹介します。

目次

歴代天皇・皇室ゆかりのパワースポット

皇居外苑

皇居外苑 二重橋

皇居内には、天皇・皇室の御住居である宮殿だけでなく、皇居東御苑皇居外苑などがあります。
皇居全体がパワースポットとして知られていますが、一般人が立ち入ることができるのは、皇居東御苑と皇居外苑のみです。
皇居周辺は江戸風水の龍穴とされ、中でも、桜田門二重橋和田倉噴水公園が特に強いパワーを感じ取ることできます。
皇居ランでも通るスポットなので、ランニングをする方は特におすすめです。

皇居外苑

住所 東京都千代田区皇居外苑1-1
アクセス JR「東京駅」「有楽町駅」から徒歩約10分

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迎賓館赤坂離宮

迎賓館赤坂離宮

もともと東宮(皇太子)の御所だった迎賓館赤坂離宮は、現在、世界中の賓客をおもてなしする施設として使用されています。
内閣府のHPより申し込みをすれば、一般人でもいつでも参観は可能です。
天皇皇后両陛下の御住居である赤坂御所に隣接しており、また、きらびやかな佇まいから、他では感じ取ることができない独特のパワーを受け取ることができます。

迎賓館赤坂離宮

住所 東京都港区元赤坂2-1-1
アクセス JR「四ッ谷駅」赤坂口から徒歩約7分

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新宿御苑

新宿御苑 旧御凉亭

現在は国民公園として親しまれている新宿御苑ですが、造園当初は皇室の庭園として利用されていました。
園内にある旧洋館御休所は天皇陛下や皇族の休憩所として、また、旧御凉亭は昭和天皇のご成婚記念に建設されたもので、各所に天皇・皇室ゆかりのスポットが多くあるのが新宿御苑の特長です。

新宿御苑

住所 東京都新宿区内藤町11
アクセス JR「新宿駅」南口から徒歩10分

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明治神宮

明治神宮

日本一の初詣者数をほこる明治神宮は、近代国家の礎を築いた明治天皇の崩御を悼む国民の声を受けて創建された神社です。
また、道徳の普及や教育の向上に尽力した明治天皇と昭憲皇太后が祀られているので、学力向上合格必勝などのご利益があるとされています。

明治神宮

住所 東京都渋谷区代々木神園町1-1
アクセス JR「原宿駅」表参道出口から徒歩約2分

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国営昭和記念公園

国営昭和記念公園

国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位50年を記念して造られました。
激動の昭和時代を静かに顧み、緑豊かな環境の中で新たな時代を生きようという想いが込められた、日本を代表する公園となっています。
花のイベントが開催されたり、日本庭園やこどもの森など見所が多く、1年中老若男女が楽しめるスポットとなっています。

国営昭和記念公園

住所 東京都立川市緑町3173
アクセス JR「西立川駅」から徒歩約2分

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武蔵野陵・多摩陵(武蔵陵墓地)

武蔵野陵 武蔵陵墓地

大正天皇が眠る多摩陵、昭和天皇が眠る武蔵野陵がある武蔵陵墓地は東日本に初めて造られた天皇陵で、穏やかで静かな心地よさを感じることができるスポットです。
上円下方墳(上部が円墳、下部が方墳の組み合わせ)という珍しい造営方式なのも特長です。
上皇陛下と上皇后陛下の御陵も武蔵陵墓地内に造営する予定で、形も先代と合わせて上円下方墳となるそうです。

武蔵野陵・多摩陵(武蔵陵墓地)

住所 東京都八王子市長房町1833
アクセス JR・京王線「高尾駅」北口から徒歩約15分

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「天皇」はいつから?天皇の歴史とパワースポットの関係

天皇の歴史は神武天皇からはじまり、今上天皇まで126代続いています。
2600年以上も続く天皇は、神社に祀られることも多く、パワースポットと密接な関係があることがわかります。
神話時代からの天皇の歴史と関係のあるパワースポットをご紹介します。

初代・神武天皇

神武天皇は、日本の神々の中で最高神であるアマテラスの命令を受けて国を治めるために高天原から降り立ったニニギのひ孫にあたります。
日向(宮崎県)から3人の兄たちとともに東征を目指し、様々な苦難を経てヤマトを平定した神武天皇は、 現在橿原神宮に祀られており、日本が始まった場所として強力なパワースポットとされます。

15代・応神天皇

応神天皇は、歴史学上、実在が確認できる最初の天皇とされています。
渡来系の氏族を積極的に受け入れ、土木や養蚕、機織などの技術を輸入しました。百済(朝鮮半島)から馬2頭献上され、日本の馬の歴史の始まりとも言われます。
「八幡さま」として親しまれ、全国に約2万社ある八幡神社の御祭神です。
八幡神社の御祭神としては、ホンダワケの名が用いられています。

33代・推古天皇

推古天皇は史上初の女性天皇で、聖徳太子(厩戸皇子)とともに活躍しました。
推古天皇の時代では、1世紀ぶりに中国と交流を再開し、608年の第3回遣隋使で託された国書の中に、初めて「天皇」という文字が現れたとされます。
推古天皇は、聖徳太子とともに法隆寺を創建しました。

40代・天武天皇

壬申の乱に勝利して即位した天武天皇は、律令制度を導入し、中央集権国家を完成に導いたことで知られ、古事記や日本書紀の編纂の計画も行うなど、大いに活躍した天皇です。
「天皇」と実際に初めて名乗り、日本という国号を定めたのも天武天皇とされています。
41代の持統天皇とともに眠る天武・持統天皇陵(檜隅大内陵)は、八角形の形をしており、見晴らしがいい場所にあります。

75代・崇徳天皇

崇徳天皇は特に歌人として知られ、百人一首の「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」の歌を詠んだことでも有名です。
また、保元の乱で敗れて流された讃岐国(現・香川県)で憤死したとされ、死後に怨霊となったという伝説も残っています。
香川県の天皇寺の境内には、崇徳天皇のご冥福を祈願して建立された崇徳天皇社があり、この歴史的経緯より天皇寺という名称がつけられました。

95代・後醍醐天皇

政治だけでなく、皇位継承までの主導権を幕府が握っていた鎌倉時代。
皇位の決定は天皇が決めるべきだと信念を持っていた後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒幕し、建武の新政を行いました。
しかし、間も無く足利尊氏に敗れた後醍醐天皇は、奈良県の吉野に脱出し南朝を建て、50数年に及ぶ南北朝対立の幕が開くことになりました。
奈良県の吉野にある吉水神社は、後醍醐天皇が南朝の皇居とした場所であり、御祭神として祀られています。

天皇・皇室と伊勢神宮の神様「アマテラス」の関わり

稲作

天皇陛下は、宮中三殿にて日々国民の幸せや平安を祈願するともに、年間20件以上の宮中祭祀を行っています。

宮中三殿とは、賢所(かしこどころ)・皇霊殿(こうれいでん)・神殿(しんでん)の総称で、そのうちのひとつである賢所には、八咫鏡(やたのかがみ)のご分身がお祀りされています。
これはアマテラスと天皇・皇室が深い関係であることを表しています。

日本人の心のふるさと・伊勢神宮の神様「アマテラス」を知ろう│日本の神様 関連記事 日本人の心のふるさと・伊勢神宮の神様「アマテラス」を知ろう│日本の神様

古事記・日本書紀には、「この御鏡を私だと思って同じ御殿の中でお祀りください」とアマテラスに言われたと記されています。
このお言葉どおり、今でも大切に御鏡を皇居内でお祀りしているのです。

賢所をはじめとする宮中三殿にてさまざまな宮中祭祀が行われていますが、宮中祭祀のなかには、天皇陛下御自身が儀式にあたり祝詞(のりと)を行う大祭と、宮内庁職員が祭祀を担当して拝礼されるだけの小祭に分けることができます。

その大祭のなかでもっとも重要とされているのが毎年11月23日から24日にかけて執り行われる新嘗祭です。新嘗祭は五穀豊穣を祝う収穫祭にあたり、「新」は新穀、つまり初穂(その年に初めて実った稲穂のこと)、「嘗」はご馳走を意味します。

新嘗祭では、アマテラスをはじめとする神々を招き、全国各地から献上された穀物や天皇陛下自らがお田植し、刈り取られた初穂も供えて、感謝の祈りをされたあとに初穂をお召し上がりになります。

なお、天皇陛下に即位後、初めて行う新嘗祭を「大嘗祭(だいじょうさい)」と呼びます。

※勤労感謝の日とは
もともと「新嘗祭」と呼ばれており、日本人にとって重要な祭日とされていましたが、戦後「勤労感謝の日」と名を改めて祝日とされました。

その他の歴代天皇・皇室ゆかりのパワースポットを探そう

紹介したスポット以外にも歴代天皇・皇室のゆかりのパワースポットは多くあります。
ぜひ探して、パワースポットをめぐってみましょう。

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