【2019年版】東京のあじさいパワースポット5選。見頃時期や見所情報も!

今年も梅雨の季節がやってきました。天気が悪く心もどんよりしてしまう日々に、人々の心に癒しを与えているのが、梅雨の風物詩「あじさい」ではないでしょうか。
実は、あじさいは古来より霊力が宿っているとされ、軒下などに吊るしておけば、その家の魔除け・厄除けの効果があり、さらに健康運・金運をもたらすという言い伝えがあります。
今回は、そんなパワー溢れるあじさいを堪能できる東京のおすすめスポットをご紹介します。

目次

飛鳥の小径|飛鳥山公園

飛鳥山公園
飛鳥の小径あじさい

飛鳥山公園は桜で有名な場所ですが、公園北西側のJR線路沿いではあじさいスポットになっています。
ガクアジサイやセイヨウアジサイなど約10種類と種類が多く、また1,300株ほどあるので見応え満載です。約350mの路地に咲くあじさいを十分に満喫するためには、30分ほど時間を見た方がいいかもしれません。
電車がよく通るので、電車とあじさいが一緒に鑑賞できるのも魅力的です。

近くのパワースポット

  飛鳥の小径から
王子神社 徒歩6分
七社神社 徒歩7分
王子稲荷神社 徒歩10分
金剛寺 徒歩16分

アジサイ園|薬師池公園

薬師池公園
薬師池公園アジサイ園

50品種、1,000株が植えられた「アジサイ園」は、正門から入り蓮田を抜けた先にあります。
他にも、薬師池を抜けた先の「花菖蒲田」や、薬師如来様が祀られている「薬師堂」の周辺でもあじさいを見ることができるため、2時間ほどかけて園内を散策すれば、様々な景色の中のあじさいを楽しむことができます。

近くのパワースポット

  薬師池公園から
菅原神社 バス15分
町田天満宮 バス20分+徒歩15分
宗保院 バス20分+徒歩10分
浄運寺 バス20分+徒歩10分

あじさいロード|国営昭和記念公園

昭和記念公園
昭和記念公園あじさいロード

昭和記念公園は、東京ドーム約40倍もの広さを有する、日本を代表する国営公園。園内には、「あじさいロード」と呼ばれるエリアがあり、約60種類9,300株のあじさいが咲き誇ります。
あじさいロードのエリアは広く、ふれあい広場付近や水鳥の池付近、スイレンや花菖蒲とともに初夏の花を楽しめる花木園エリアなど多くの場所で見られるため、ゆっくりと散歩しながら、色とりどりのあじさいを堪能できます。
園内への入口は沢山ありますが、JR西立川駅から降りてすぐの入口から徒歩10~15分ほどであじさいスポットに行けるため、おすすめです。

近くのパワースポット

  昭和記念公園から
浅間神社 徒歩9分
諏訪神社 電車2分+徒歩11分

あじさい園|神代植物公園

神代植物公園
神代植物公園あじさい園

公園内の一角「あじさい園」は、500株・約100種類のあじさいが植栽されている、あじさいの名所です。
系統別に5つの区画に分けて植えられていて、一つひとつの株に品種名が書かれた看板が添え立てられています。
「あじさい園」全体が木々に囲まれているため、園内散策の小休止も兼ねて、木陰で涼みながら30分ほどかけてあじさいを鑑賞してみてください。
汗が落ち着く頃には、きっとお気に入りのあじさいが見つかっているはずです。

近くのパワースポット

  神代植物公園から
深大寺 徒歩2分
布多天神社 徒歩20分

不忍池|上野恩賜公園

不忍池
不忍池あじさい

上野恩賜公園は約53万平方メートルの敷地があり、各地にあじさいが咲いています。中でも多くのあじさいを満喫できるおすすめスポットは、不忍通り側である不忍池の西側です。
約200mにかけて咲いており、また道がとても広く、ベンチも各所に配置されているので、比較的鑑賞しやすい環境です。約20分あれば十分に楽しめます。

近くのパワースポット

  不忍池から
不忍池辯天堂 徒歩4分
寛永寺・清水観音堂 徒歩6分
花園稲荷神社 徒歩7分
上野大仏 徒歩8分

豆知識

起源

あじさいは、もともと日本原産でガクアジサイが原型種と言われています。
奈良時代に作られた日本最古の和歌集『万葉集』にも登場するあじさいですが、当時は「味狭藍」「安治佐為」と表記されていました。「紫陽花」と日本で最初に明記されたのは、平安時代中期に源順(みなもとのしたごう)が編纂した『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』で、
−中国・唐の漢詩集『白氏文集』に書かれている「紫陽花」は日本の「あじさい」のことである−(意訳)
と記されています。
しかし、『白氏文集』では、紫陽花は「色ハ紫ニシテ、気ハ香バシク」と解説されており、あじさいは特に香りがあるものでもなく、当時の中国にあじさいが咲いていなかったことから、『白氏文集』に記載されていた「紫陽花」は別の花だったのではないかと言われています。
(※紫陽花は「ライラック」を表現していたとの説が有力です。)
勘違いで使われ始めた「紫陽花」ですが、1000年以上も使われ、現在では梅雨の風物詩として定着しました。

あじさいの「花」

多くの人があじさいの「花」と思っている部分は、実は「花」ではありません。
花びらのように見える部分は「ガク」と呼ばれる装飾花で、真花は中心部にあるツボミのようなすごく小さい部分です。

あじさい真花と装飾花

日本原産のガクアジサイは、ガクが真花を額縁のように縁取っていることから名付けられました。
ホンアジサイのように丸みを帯びたあじさいは、装飾花をかきわけると真花を見つけることができます。

あじさいの色

あじさいは、開花したあとでも青から赤まで様々な色に変わることから「七変化」とも呼ばれています。
色が変化するのは、植えられている土壌の酸度(pH)が影響されていると言われ、酸性であれば青色に、アルカリ性であれば赤色になります。
これは、土壌に含まれるアルミニウムが、あじさいが持つアントシアニン系の色素と結びつくかどうかで変わるのです。
日本で青系のあじさいが多いのは、火山大国のため酸性の土壌が多いからと言われています。
また、中には、白色の品種のあじさいもありますが、アントシアニン系の色素を持っていないため、土壌の酸度によって色が変わることはありません。

あじさい守り

毎月6のつく日(6日、16日、26日)にあじさいを逆さまに吊るすことで、魔除け・厄除けの効果があると言い伝えがあります。
自室に吊るすと金運アップ、女性の場合お手洗いに吊るすと婦人病にかからないなど、様々なご利益があります。
「あじさい神社」と親しまれている兵庫県の若狭野天満神社には、境内に咲いたあじさいを切り取ってドライフラワーにした「魔除けあじさい守り」があります。お守りに付いている水引きの色によってご利益も変わるので、願いに沿って選びましょう。

まとめ

今回は、パワー溢れるあじさいの東京おすすめスポットをご紹介しました。
ぜひ、梅雨でしか味わえないあじさいを堪能しながら、パワースポットを巡ってどんよりした天気に負けないパワーを受け取りに行きましょう。

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