久住山と九州最高峰の中岳の間にある火山湖「御池(みいけ)」に行きました。 ※ちなみに九重連山の一つの大船山にある火山湖も御池と書きますが、読み方は「おいけ」といいます。 登山口から約90分ほど歩くと、突然目の前に広がり、多くの登山家たちが思わず足を止めてしまいます。 風の音以外何の音もしない中、静かな湖面を眺めていると、吸い込まれそうな気分になってしまいます。 中岳や久住山の山頂から見下ろした時、御池の色はエメラルドグリーンに見えます。 その色は、ミヤマキリシマが満開になった時のピンクの山肌や紅葉した山肌、それらのない、単なる茶色の山肌にも映える不思議な色をしています。 遥かな昔から私たちが生活している所よりもずっと高い場所に鎮座しており、その存在だけでも信じがたく、見ていると、心が空っぽになってしまう感じがして、人間の存在以上の何かを感じてしまいます。