奈良の明日香村は、推古天皇〜持統天皇が活躍した日本の元になった時代の中心地。 その明日香村の中で最大級のパワーを持つスポット「石舞台古墳」に行ってきました。 古墳と言っても、墳丘は残っておらず、石室がむき出しになっているのが特徴。 埋葬者は定かになっておりませんが、蘇我馬子のお墓という説が最有力です。 蘇我馬子と言えば、蘇我稲目の子供で、物部守谷と仏教を入れるかどうかで対立したことで有名です。 そこで蘇我氏が勝利をおさめたからこそ、現在の日本全国にお寺が存在しているのです。 聖徳太子とともに政治を行い権力を強めてきましたが、どんどん横暴になってきたことで日本史の中では悪者として描かれていることが多いです。 石舞台古墳の石室がむき出しになっているのも、これが原因で掘り起こされたからとかどうとか。 石室の中に入ることもできて、中に入るととても広く、約1400年前にこんな立派な石室を作る技術があったのかと感嘆します。 岩をひとつひとつじっくり見ると、下部の岩と触れ合っていない岩もあり、絶妙なバランスで立っていることがわかります。(写真3枚目)その他にも、この石を取ったら崩れるんじゃないかと思える箇所もあり、このまま残っているのが本当に不思議です。