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日蓮聖人入滅の霊場

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地元の有名寺院ですが、近いが故に訪問していなかった池上本願寺に行ってみました。

日蓮聖人にまつわるパワースポットとしては、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺（山梨県）が挙げられますが、長栄山本門寺は、日蓮聖人が最期に滞在した、池上宗仲の館の背後の山上に建立された堂を日蓮が開堂供養し命名、後継者として定めた本弟子6人（六老僧）の一人、日朗聖人が貫首職を務めた（鎌倉比企谷の長興山妙本寺と兼任）お寺です。

徳川家康が江戸へ入府すると、本門寺は徳川家や加藤清正たちから外護されて更に発展し、江戸時代後期には、日蓮聖人御命日の法要「お会式」には多くの江戸庶民が集まり賑わいました。
その様子は浮世絵の題材としても取り上げられたほどで、現在も毎年盛大に行われています。
昭和20年の空襲によって、大伽藍と御霊宝の殆どが失われましたが、幸いにも日蓮聖人御真蹟など特に重要な御霊宝は焼失を免れ今に伝わっているそうです。

高さ30メートルを超える美しい五重塔（重要文化財）は、空襲に遭いながらも焼け残り、現在関東にある五重塔の中で最も古く、1608年に建立されたものです。
当時15歳の徳川秀忠が重い疱瘡にかかったとき、乳母の岡部局が本門寺に日参して病気平癒を願いました。
その甲斐あって秀忠は無事治癒し、徳川幕府二代将軍となり、そのお礼と、併せて武運長久を祈り建立されました。
青空に映える五重塔には無病息災、病気平癒のご利益がありそうです。

総門から本殿に至るまでの境内はとても広く、今回は駆け足の参拝になりましたが、また桜の季節にでもゆっくり訪れたいと思います。

2020年以前7月に訪問
混雑具合: 空いていた
滞在時間: 30分～1時間以内

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