JR大垣駅から養老鉄道に乗りましたが、沿線に桜が驚くほど多く、また桜のトンネルを走ることもあり、電車に乗っている間もカメラを構え続けていました。 揖斐駅からさらにバスに乗って「谷汲山」で降りると、すでにそこは参道に入っていました。 総門から仁王門まで続く長い参道沿いには、お土産屋さんやレストランと並んで、満願のお寺らしく巡礼用品や表装のお店もありました。 圧巻は桜並木で、私が訪れた日はまもなく見頃を迎えようという頃でした。 自粛要請が出る前でしたが、すでに参拝客は減少しており、静かな門前町でした。 華厳寺ではまず本堂で参拝した後、堂内にある納経所で御朱印を頂きます。 西国巡礼満願の御朱印は三つあり、一つだけ頂くことはできませんので、御朱印帳も3ページ続けて残しておかなくてはいけません。 その後本堂の背後に回り、笈摺堂を参拝しました。 ここにはこれまで満願を達成された無数の巡礼者の方々が奉納された笈摺や杖などがぎっしりと積まれており、西国巡礼の道程をこれだけ多くの方が歩まれたのかと、改めて日本人の信仰心を見直しました。 さらに高い所に小さな満願堂があり、ここで満願達成の感謝の参拝をしました。 お寺を出て再び桜並木の参道に戻ると、喜びと達成感が湧き上がってきました。