京都丹後鉄道の天橋立駅を降りて、そばにある智恩寺の隣にある桟橋から天橋立観光船に乗りました。 船で海を渡って対岸の府中の町へ行き、そこからはリフトに乗って「股のぞき」で有名な笠松公園まで行き、最後に登山バスに乗ってようやく到着です。 終点の成相寺まで乗って行くことも可能ですが、巡礼の作法に則り山門前で降りて参拝しました。 山門の後に続く石段を登りながら、美しい鐘楼が目を引く「撞かずの鐘」や、一つの願いを一言でお願いすれば叶えてくださるという古いお地蔵様などを拝見しました。 本堂の前には、鎌倉時代の鉄湯船を用いた珍しい御手水があり、なんと重要文化財だそうです。 本堂は一見、彩色が剥げ落ちているので地味に見えますが、よく見ると軒飾りなどには匠の技が細かく施され、立派な建物でした。 外陣には灯籠が沢山吊られていて、荘厳な雰囲気でした。 「美人観音」とも呼ばれる御本尊は残念ながら秘仏で拝見できませんが、厨子の前のお前立ちの像も十分美しい像でした。 境内にある弁天山展望台からは、平成の五重塔と天橋立という贅沢な眺望が望めます。 他にも大蛇の伝説で知られる底なし池と五重塔が見える場所も絶好の写真スポットです。