JR相野駅から清水寺行きのバスは1日に2本だけなので、自ずと出発時間や滞在時間も限られてしまいます。 登山口で下車すると、そこから2kmの山道を登らないといけないとの事なので、私は終点の山上まで。 バスは朱色の鮮やかな仁王門のすぐ前に止まり、こちらを選んで良かったかなと思いつつ境内へ。 仁王門をくぐり、苔むした石垣を右手に見ながら、なだらかに登る舗装された参道を行くと、放生池の向こうに目指す大講堂が。 大正期の再建のお堂はとても大きく、外陣も広く開放的な空間なので、落ち着いて参拝できました。 御本尊の十一面千手観音像は、切れ長の目とふくよかな頬が印象的な仏様でした。 大講堂からさらに石段を登ると、本堂である根本中堂が有るのですが、御本尊は秘仏となっているので見る事ができません。 バスに乗り遅れないように注意しながら、寺名の由来となった霊泉が湧き出る「おかげの井戸」や、アニメキャラのような籔内佐斗司教授作の「十二神将」が楽しい薬師堂など緑豊かな境内を巡りました。