観音堂の本尊は、33年毎にご開帳される秘仏ですが、今年は6月30日まで御即位記念で特別にご開帳されているとのことで、自粛要請の解除を待って参拝しました。 京阪電車を利用し、三井寺駅からなだらかな登りを、ゆっくり歩いても10分余りで到着。 日本四箇大寺と言われただけあって、立派な仁王門に迎えられました。 広い伽藍で、印象的な建築物はやはり国宝の金堂、桃山時代の名建築と言わるとおり、まるで御所の紫宸殿のような風格のある建物でした。 堂内を参拝後、お堂の周りを一周すると、有名な閼伽井の霊泉も見ることができました。 一切経蔵や、三重塔など興味深い堂宇を見ながら境内を横切り、最後に階段を登って高台の観音堂へ。 特別ご開帳の如意輪観音坐像は、豪華な宝冠と瑞々しい御身体が印象的な仏様でした。 観音堂からさらに上へ、展望台まで登ると境内と琵琶湖、大津の街に比叡山まで一望できました。 参拝者はまだまだ少なく、寂しいくらい静かでした。