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鑑真和上のお姿を拝見。

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鑑真和上の命日（6月6日）を挟んで３日間だけ公開される鑑真和上坐像を拝観するために訪れました。

唐招提寺がある西の京エリアは、奈良公園の辺りとは観光客の数が圧倒的に少なく静かですが、流石にこの日は、天平期の肖像彫刻の代表作公開とあって、信者だけでなく仏像ファンも詰めかけているので、御影堂は行列が続いていました。

肖像の前ではゆっくり立ち止まることはできませんでしたが、それでも像から滲み出る精神性はとてもリアルで、和上がまるで生きてそこにいらっしゃるようでした。

広い境内は見所が多く、天平創建時からの建物や仏像もたくさん残っています。
中でも金堂の千手観音像は、実際に1000本の手があったと言われる見応えのある像です。
今は953本残っているそうですが、ご利益を信じさせてくれるには十分と思えました。

他にも境内の北東、奥まった静かな場所にある鑑真和上の墓所の前には、鬱蒼とした木立と苔庭が広がっています。
ここまで来ると観光客の数も少なく、6月だったので苔も湿気を帯びて艶のある緑色に輝いていました。
ここが一番癒される場所でした。

2020年以前6月に訪問
混雑具合: 混んでいた
滞在時間: 1～2時間以内

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