大聖院は厳島神社の背後、弥山の中腹にあるので、フェリーからも大伽藍が良く見えます。 私はまず厳島神社へ参拝した後、宝物館裏手の丘にある多宝塔からあせび歩道に入って大聖院へ向かいました。 歩道は高い所を通っており、島の美しい眺めを堪能しながら歩けるため時間を忘れ大聖院へと向かう事ができます。 大聖院の境内に入ると、お堂の中も外も様々な仏様でいっぱいでその仏像の数と種類に驚かされます。 真言宗寺院なので弘法大師、お不動様、観音様はもちろんのこと、参道沿いには帽子を被った阿羅漢や可愛らしいお地蔵様、変り種では天狗やキリスト教の天使像(!)までまるでオープン美術館のようでした。 無料で開放されている境内には、ベンチやお茶の接待もあり、国内外からの観光客がくつろぐ姿を見て、お寺のおもてなしの精神を感じました。