あまり時間も脚力もないけれど、やっぱり中辺路から本宮大社を目指したいという方に、私が語り部さんと歩いたコースをお勧めします。 コースは三軒茶屋跡(最寄りは平岩口バス停)から出発し約3kmの道程でゆっくり歩いても1時間程で本宮大社に着きます。 しかも最初の20分くらいは緩やかな登りですが、後半はずっと下りになり、途中に「ちょっとより道」の道標に従って古道から逸れると見晴し台があり、そこからは遠くに大斎原を望むことができ、昔の人は長い長い旅路の果てにここから本宮を伏し拝んだであろうと思うと感動もひとしおです。 道中には500m毎に番号のついた道標があり、緊急の時はこの番号を言えば自分の居場所を知らせる事ができるそうで万が一の事があっても安心です。 75番の道標がある祓殿王子を経て、本宮大社には裏の鳥居から入ります。 水害を免れた檜皮葺きの立派な社殿は、明治になって移築されたとはいえ歴史を感じました。 あちらこちら八咫烏のモチーフがいっぱいで、お守りやストラップなど記念品選びも楽しかったです。