740年、行基という僧が、聖武天皇の命を賜り筑紫の国を巡りました。 高い霊気の場所としてこの地にとどまり地蔵菩薩に一心に祈ったところ、光輝く宝珠が現れました。 その宝珠が見つかった木が『乳銀杏』と呼ばれる霊樹です。 行基は一体の地蔵菩薩を彫り、里人たちに「まことの心をもって宝珠、地蔵菩薩に祈願するなら広く万物は産み栄え、一切のご利益を与えられよう」と説きました。 『乳銀杏』は永い歴史の間、子宝を恵み母乳をさずける霊樹、子供の健やかな成長をかなえる霊樹として、人々の崇敬を集めてきました。 749年に行基が82歳で亡くなり、後の952年、行基の御遺徳を偲んだ里人たちが、乳銀杏の傍に小さな御堂を建立し、行基が彫った地蔵菩薩を祀ったのが『高塚愛宕地蔵尊』の始まりです。 神仏混淆の形式をそのまま残している珍しい地蔵尊として知られ、地元では「高塚さん」の愛称で親しまれています。
概要
住所 |
大分県日田市天瀬町馬原3740 |
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拝観、営業時間等 |
特になし
その他※社務所受付
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料金 | 無料 |
周辺マップ
アクセス
公共交通機関 | 高速バス
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自動車 | 大分自動車道
大分自動車道
九州自動車道
駐車場 複数あり(約530台) |