奈良市街と柳生の里を結ぶ柳生街道の中間に立地する随一の名刹です。 平安中期の創建とされ、藤原時代の作庭とされる楼門前の庭園は舟遊式と浄土式を併せた様式になっており、当時の貴族好みを今に伝える貴重な遺構として国の名勝に指定されています。 本尊阿弥陀如来坐像を祀る本堂は室町時代の再建ながら、藤原期の阿弥陀様式を忠実に踏襲しています。 また鎮守社春日堂・白山堂は全国最古の春日造社殿とされ国宝に指定されています。 平成2年(1990年)に再建された多宝塔には、国宝の運慶作大日如来坐像が安置されていましたが、現在は新設の相應殿に移され、真作と確認された作品は少ないとされる運慶の最初期の作品で、仏像ファンの聖地となっています。 山号の忍辱山になっている「忍辱(にんにく)」、これは仏教用語で「侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと」だそうです。 円成寺の風水的にとても良い環境「背山水面の構図」や地勢は四神相応になっている事もあり、良質の気が流れているパワースポットです。 ただ近くのゴルフ場が若干竜脈に干渉していて残念、と言われる方もいます。
概要
住所 |
奈良県奈良市忍辱山町1273 |
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拝観、営業時間等 | 09:00~17:00 |
料金 |
有料
その他個人
団体(30名以上)
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周辺マップ
アクセス
公共交通機関 | JR奈良駅・近鉄奈良駅
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自動車 | 第二阪奈道路
駐車場 有 |